2012年10月11日木曜日

SIエンジニアの自分戦略 -急がば回れ、選ぶなら近道- に参加してきました。 #devlove

SIエンジニアの自分戦略 -急がば回れ、選ぶなら近道-
http://devlove.doorkeeper.jp/events/1733

2012/10/09 SIエンジニアの自分戦略 -急がば回れ、選ぶなら近道 - DevLOVE #devlove
http://togetter.com/li/387189

はじめに

業務系のエンジニアとして今後はどのようなスキルや知識を得れば良いのか、戦略を練るために必要だと思い参加しました。
相変わらずdevloveの勉強会はすぐに埋まりますね。

取り巻く環境

素晴らしいまとめ職人方がいらっしゃるので、そちらを見ながら講演を聞いた自分なりの考えを書いてみました。

  • 若年層は減少する
    • 劇的改善は望めないので、このままずっと老人の割合が増えていく一方でしょう。
    • 次の10年を考えても、この業界を希望する若くて優秀な人は取り合いになるでしょうし、優秀で情報の取捨選択出来る人は海外に出ていったほうがいいのではないかと考える人が出てきてもおかしくありません。
    • そうなった場合、自分たちの部下がどういった構成になるのか考えておく必要があると思います。
  • 社会的コストは増大する
    • 労働人口に占める若年層が減り、全体的に生産力は落ちた場合、どう穴埋めをしたらいいのか考えてみて、縮小した状態で維持というのが現実的に取れる手段なのかなと思います。
    • そうなると今でも支える人数が少ないにもかかわらず酷い状況なのに、リタイア組は増える一方なのでどう頑張っても徴収される金額は増えますね。
    • 現在でもそうですが、支えられている人たちの人数と投票率が高いために、支える側の意見が政策に反映されない状況を考えても、好転する可能性は無いに等しいと思います。
  • 実質所得は減少する
    • 所得が増える見込みがないのにもかかわらず、徴収される金額が増えるということは、実質所得は確実に減ります。
    • そうなってくるとどうやって額面も実質も含めて所得を増やせば良いのか考える必要があります。
    • 会社によっては副業を認めはじめたところもあるそうですが、極稀だと思われます。
    • 経営側からしてみたら上げたくても上げられなかったり、上げないことが前提なので、上げる手段が結局会社を移って上げていくしかないのかなと思います。

マーケットと手持ちのチップ

  • 縮小するけどゼロにはならない
    • 業界をマクロな視点で見た場合、縮小傾向になっていて、パイを取るために身を削ってダンピング合戦になっているようにも見えてます。
    • その結果、微妙な大きさの案件だと受注拒否であったり、規模を見誤って撃沈したりしている案件があるそうです。
    • 結局、難しいのも分かってはいますが、身の丈にあった案件を適正価格で受けないと上手くいかないということになってしまうのかなとも思ったりします。
    • もう少し流動性のある労働市場になれば、変わってくるのかなとも思っています。
  • 少ない人数
    • 結果的に少人数で回していく方法を取らざるを得なかった状況になったので、個人で複数の役割を担うというのは、そうなっていくのだろうなと思います。
    • 少人数で回す場合、マネジメント出来る人が複数でサポートしあう環境が理想的なのですが、現実はそうでもないので、会話を増やしてお互いの現状を確認しながら、アジャイルのプラクティスを取り入れると、それなりになんとかやっていけるようになると思います。
  • 手札の質
    • 少人数で回す場合、設計から運用まで携わらないと何も出来ないので必然的に学ぶことが出来ると思います。
    • その場合、どれくらいの失敗までならリカバリー可能か経験できると、なおいいかと思います。確かに、精神的にもコスト的にも痛手を受けますが、いろんな意味でいい経験を積むことができます。
    • 最強より下のランクのカードを複数手にしておくというのも大事ですが、カードの系統は近すぎず遠からずのを揃えるといいのではないかと思います。
    • I/Oがインターフェイスの境界になっている部分が多いので、そのあたりは例外設計の良い勉強材料になると思います。

おわりに

自分のおかれた状況が講演の内容と重なっていた部分が多かったので、これからどのようなスキルを身に着けていけば良いのか大変参考になりました。

登壇された@okachimachiorzさん、devloveのスタッフの皆様、会場を提供して下さった日本マイクロソフト株式会社様、ありがとうございました。